2018年05月17日

二つの涙

こちらは香川県西讃地域にある「みとよそろばん教室」の塾長ブログです。
現在三豊市・観音寺市を中心に、遠くは丸亀市や四国中央市からも、幼児さんから社会人まで多くの生徒さんが通ってくれています。
Tosaka先生と一緒に知的スポーツ「そろばん」を頑張ってみませんか?



先週の日曜に行われた「第63回全四国珠算選手権大会」

過去に「そろばん日本一」を輩出したこともある半世紀以上の歴史を有する大会です。


決して規模がとんでもなく大きいわけでもなく

目を引くような特別な演出があるわけではないのですが

その控えめな雰囲気の中に、私はいつもなんとなく伝統の重みを感じてしまって

会場入りすると思わず背筋が伸びてしまうわけです。



二つの涙



今年の全四国では香川県勢にとって初めての快挙が達成されました。

そろばん小学生四国一

この制度が創設されて以来、初めてその優勝者に県勢の名前が刻まれたのです。

優勝者の名前が呼ばれた瞬間

そのお母さんは一瞬信じられないような表情を見せ

次の瞬間、もうその目からは大粒の涙が溢れてもう言葉にならない様子でした。

お二人とはこれまで何度かやり取りをさせて頂いた私にとって強烈な感動を覚えた一瞬でした。

この場ではありますが、本当におめでとうございました。



そして今大会ではある選手が流した涙も印象的でした。

その選手は去年の大会が終わってから一年間、ある種目に照準を絞って練習を重ねてきました。

きっと本人にとって「この種目だけは」という気持ちがあったと思います。

しかし結果は・・・入賞ならず

結果を聞いた彼女の目は真っ赤でした。

もし回りに誰もいなければ、悔しさのあまり声を上げて泣いていたかもしれない、そんな表情でした。



喜びの涙と悔し涙

結果は正反対だったかもしれませんが、一年間頑張ってきたという点においてはなんら変わることはありません。

まずはその頑張った自分を誇りに思ってほしいと思っています。



二人とも表彰式が終わった瞬間から次に向かってのスタートを切っています。

来年もまた嬉し涙を流せるように

来年こそ嬉し涙を流せるように



そしてあの会場にいた全選手がそれぞれに思いを持って日々練習に励んでいます。

その思いがまた感動を生み、新しい歴史を作る

その瞬間を見届けたく、また一年私自身も頑張っていこうと思っています。



参加した選手の皆さん、お疲れ様でした。

そして大会設営に関わられた全ての皆様に感謝申し上げます。





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