2017年09月08日

成長という嬉しさ

こちらは香川県西讃地域にある「みとよそろばん教室」の塾長ブログです。
現在三豊市・観音寺市を中心に幼児さんから社会人まで多くの生徒さんが通ってくれています。
Tosaka先生と一緒に知的スポーツ「そろばん」を頑張ってみませんか?



私の住む地域の小中学校は9月1日から二学期が始まりました。

新学期早々はまだ夏休みモードから抜けきっていない生徒が多かったようですが

一週間も経つとようやく元の感じにもどりつつあるようです。


さて、昨日の授業中にこんな出来事がありました。

男子生徒A君がプリントを床(カーペット)の上に置いていました。

うちの教室の机は二人座ると、大き目のプリントを置く場所がなくなるものですから、どうしてもスペースがないときには床に置いても良しとしているのです。

ところがそのプリントを他の生徒Bさんが踏んでしまいました。

Bさんにもちろん悪気はなかったのですが、A君は最初「プリント踏まんとってよ!」と少し強い口調で言ったのです。

私は二人の間にトラブルが起こらぬよう、その場面を注視していたのですが

次の瞬間、A君から意外な一言が出てきました。

「でも、こっちの置き方も悪かったけんな・・・」


私と助手のT先生は思わず目を合わせました。

実はこれまでもA君は机の上を整理するよう注意されたりすることが何度かあったのです。

もし今回、件の二人の間でトラブルになったとしたら私は「A君のプリントの置きはどうだったの?」と聞いたかもしれません。

A君自身の口から「こっちの置き方も・・・」という言葉が出たことに、一瞬驚きつつも、私たちは彼の成長を感じて本当に嬉しく感じたのですニコニコ


この仕事に就いて、嬉しく思う瞬間はたくさんあります。

それまで出来なかった問題が出来るようになったり

級や段に合格したり

大会で好成績を収めたり

これまでも生徒たちの「上達」とともに多くの嬉しさを味あわせてもらいました。

しかし今回のように生徒たちの「成長」によって感じる嬉しさはまた格別のものがあります。


そろばん教室でのお付き合いは決して一・二年のものではありません。

そしてたいていの生徒は小中学校という心身ともに大きく成長する時期に通ってくれます。

だからこそそろばん技術の向上だけでなく

人としてしっかりと正しい方向に導くお手伝いができるよう

思いを新たにした新学期はじめの授業でした。



  


Posted by Tosaka先生 at 23:41Comments(0)教室の事