2022年05月09日
タイムスリップ
こちらは香川県西讃地域にある「みとよそろばん教室」の塾長ブログです。
現在三豊市・観音寺市を中心に、遠くは丸亀市からも、幼児さんから社会人まで多くの生徒さんが通ってくれています。
INORI先生と一緒に知的スポーツ「そろばん」を頑張ってみませんか?
久しぶりにどうしてもブログに書き残しておきたい出来事がありました。
日曜日に行われた「第67回全四国珠算選手権大会」
過去にそろばん日本一を輩出したこともある伝統の大会です。
リアル会場での開催は3年ぶりとなりました。

この大会の特色のひとつに、前日入りした選手が集う「夜の練習会」があります。

私個人的には、大会そのものよりこちらの方が好きだったりもする独特の空気感なのですが、今回その前日練習に二人の生徒が参加しました。

二人は四国大会初参加、もっと正確に言うと、県を跨いでの大会や練習会に参加したのも初めてです。
教室での練習と違って周りは皆知らない人、それも年上の選手ばかり。
私も連盟のお仕事があり当初のお世話を他県の先生にお願いしていたものですから、二人にとっては完全アウエーでの練習スタートになりました。
仕事が終わって練習会場に駆けつけ、二人が一生懸命練習についていこうとしている様子を見た時にある光景が蘇ってきました。
それは38年前、私が初めて四国大会の前日練習に参加した時のこと。
香川県からただ一人参加した私を待ち受けていたのは、まさに「あなたの知らない世界」でした。
何もかもが違ったのです。
そろばんを弾く音、暗算のスピード感、そして何より練習のテンポの速さ…
それまでゆる~い練習しかしたことがなかった私にとっては全てが異次元の世界でした。
「来るんじゃなかった」
旅行気分から一転、練習開始5分で泣きたくなったのを今でもよく覚えています。
得点の良し悪しなんて考える余裕もなく、ただひたすら必死でついていくだけの2時間が終わりました。
引率の先生は「大丈夫?」としか声をかけることが出来ず、私も「はあ・・・」と答えるのが精一杯でした。
実は大会結果は全く覚えていないのですが、あの練習会のことだけは忘れることが出来ません。
二人の姿に38年前の自分をオーバーラップさせながら
あの時のことが今の自分の指導者としての原動力になっているのかも
そんなことを思わず考えてしまいました。
練習が終わった二人の顔は、それでもまだ緊張が解けていないようでした。
もしかしたら自分がどうやってこの時間を過ごしたかもよくは覚えていないかもしれません。
でもいつか
「あの時あの練習に参加たことが役立っているんだな」
そう思える時がきっと来ると信じています。
3年ぶりのリアル開催、あらためていろんなものを思い出させてくれた2日間となりました。
現在三豊市・観音寺市を中心に、遠くは丸亀市からも、幼児さんから社会人まで多くの生徒さんが通ってくれています。
INORI先生と一緒に知的スポーツ「そろばん」を頑張ってみませんか?
久しぶりにどうしてもブログに書き残しておきたい出来事がありました。
日曜日に行われた「第67回全四国珠算選手権大会」
過去にそろばん日本一を輩出したこともある伝統の大会です。
リアル会場での開催は3年ぶりとなりました。
この大会の特色のひとつに、前日入りした選手が集う「夜の練習会」があります。

私個人的には、大会そのものよりこちらの方が好きだったりもする独特の空気感なのですが、今回その前日練習に二人の生徒が参加しました。

二人は四国大会初参加、もっと正確に言うと、県を跨いでの大会や練習会に参加したのも初めてです。
教室での練習と違って周りは皆知らない人、それも年上の選手ばかり。
私も連盟のお仕事があり当初のお世話を他県の先生にお願いしていたものですから、二人にとっては完全アウエーでの練習スタートになりました。
仕事が終わって練習会場に駆けつけ、二人が一生懸命練習についていこうとしている様子を見た時にある光景が蘇ってきました。
それは38年前、私が初めて四国大会の前日練習に参加した時のこと。
香川県からただ一人参加した私を待ち受けていたのは、まさに「あなたの知らない世界」でした。
何もかもが違ったのです。
そろばんを弾く音、暗算のスピード感、そして何より練習のテンポの速さ…
それまでゆる~い練習しかしたことがなかった私にとっては全てが異次元の世界でした。
「来るんじゃなかった」
旅行気分から一転、練習開始5分で泣きたくなったのを今でもよく覚えています。
得点の良し悪しなんて考える余裕もなく、ただひたすら必死でついていくだけの2時間が終わりました。
引率の先生は「大丈夫?」としか声をかけることが出来ず、私も「はあ・・・」と答えるのが精一杯でした。
実は大会結果は全く覚えていないのですが、あの練習会のことだけは忘れることが出来ません。
二人の姿に38年前の自分をオーバーラップさせながら
あの時のことが今の自分の指導者としての原動力になっているのかも
そんなことを思わず考えてしまいました。
練習が終わった二人の顔は、それでもまだ緊張が解けていないようでした。
もしかしたら自分がどうやってこの時間を過ごしたかもよくは覚えていないかもしれません。
でもいつか
「あの時あの練習に参加たことが役立っているんだな」
そう思える時がきっと来ると信じています。
3年ぶりのリアル開催、あらためていろんなものを思い出させてくれた2日間となりました。
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