2014年08月21日

間違えない凄さ

先日の全日本珠算選手権大会。


優勝されたH選手は総合競技で満点

満点獲得者による同点決勝でも満点で「そろばん日本一」の栄冠に輝かれました。


戦前の予想では「当日に一題も間違えないことが優勝の最低条件」でしたから

まさに完璧な勝利だったということでしょうか。








競技大会本番は言うに及ばず


検定試験でも、普段の練習でも「間違えない」ということは難しい。


問題のレベルが高くなり、おまけに「制限時間」という制約が付けば尚更です。


指導する立場になって、その難しさをヒシヒシと感じています。


「まずは正確に、スピードは練習量すればついてくるから」とは言うものの


その正確さがナカナカのもんでして泣き




今日、資料を整理していると偶然昨年の同大会の成績表が出て来ました。


件のH選手は昨年も総合競技は満点でした。

ということは二年連続で総合競技は一題も間違っていないということ。


あの緊張感の中  あの問題数を  あのスピードで  間違えない・・・



分かっていたつもりではありましたが


あらためてそのとんでもないレベルに気づかされたのです。




「速さ」に惹かれるのはどんな世界でもあること


生徒たちには「正確さ」に惹かれるようになって欲しいのですが。  


Posted by Tosaka先生 at 23:09Comments(0)そろばんの話題