2014年01月14日

楽しみ

【みとよそろばん教室】は1コマ50分の時間制授業を取り入れています。

今はあらかじめ出席する日時を決めてもらているので「今日はこの子が来るだろう」という前提で日々の授業の準備をしています。


実は前回の授業で新しい指遣いを教えた生徒さんがいたのですが、十分に理解しきれていないまま TimeUp となってしまいました。

そのため「今日の最初はもう一度最初から教えないといけないかなあ」と思っていました。

ところが、いざ授業が始まってみるとスムーズに指が動いているのです。

当初イメージしていた再指導が全く必要ない位にオドロキ


「もしかして家で練習してきた?」

「(コクッ)」


そういえば思い出しました。

前回の授業の終わり際、十分に理解できていないかな、と感じた私は「ちょっとでええけん家で復習してごらん」と言ったことを。

その生徒はしっかり私の言ったことを受け止めてくれていたようです。

そして家族の人も練習に協力してくれたんだな、とも察しがつきました。

本当に有難い話です。


「そろばん」も「暗算」も反復練習によって上達します。

ところがそれは単調な作業の繰り返しのため、正直面白いものではありません。

しかしその面白くないものに向き合うことしか「上達」への近道がないのもまた事実なのです。


ということは私の仕事はその面白くないものにいかに生徒を向き合わせるか、ということになるわけですね。


それはとっても大変な事のような気がしますが、とっても楽しい仕事のような気もします。


今日の練習で当初の予想以上に進んだ件の生徒のマル付けをしながら、ニヤニヤする私がそこにいたのでした。





  


Posted by Tosaka先生 at 22:45Comments(0)教室の事