2014年01月18日

分かれ道

こちらは三豊市商工会豊中支所にある【みとよそろばん教室】のブログです。
観音寺市・三豊市の小中学生が元「そろばん香川一」のTosaka先生の指導のもと日々頑張っています!
そろばん・暗算にご興味ありましたらぜひメールか電話 090-1358-9023 までご一報ください。






最近よく「先生はやっぱり幼児のころからそろばんを習っていたのですか?」と聞かれますが、私がそろばんを始めたのは小学校2年生の時です。

今の価値観からすると、少し遅いと思われるもしれませんが、当時はだいたいそんなものでした。

私が通ったそろばん教室は歯医者さんの真ん前にあったのですが、歯の治療でそこに行った際たまたま同級生のYちゃん(♂)が出てくるのを見かけたのです。


「Yちゃんがいっきょるけん、僕もそろばん行きたい」

それがすべての始まりでした。



ところで私には3歳違いの姉がいます。

姉もそろばんを習っていました。

ところが彼女はそろばん式暗算がほとんど出来ません。


それもそのはず、姉の通っていた教室では暗算の練習を全く行っていなかったのです。


「姉の通っていた」という一節でピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、実は私たちはきょうだいで違うそろばん教室に通っていたのでした。

姉は家から歩いてすぐの教室に通っていたのですが、私の通っていた教室は小学2年生がちょっと歩いてというわけにはいかない距離にありました。

当時の価値観でいえば「姉ちゃんと一緒のところに行ったらえんじゃがい」で終わり、でしょう。

ところがあっさりと私はその歯医者さんの前の教室に通い始めることになります。



私の両親がなぜ私がそこに通うことを了解したのか、いまだもって謎のままです。

先日実家に行ってそのことを両親に聞いたのですが、返ってきたのは

「あれ、一緒の教室でなかったっけ?」

・・・もう追及はしません。



結果として、私は暗算を練習することができ、競技大会にも出場でき、今に至ります。


おそらくどのピースが欠けても【みとよそろばん教室】は存在していなかったでしょう。

あの時私が普段歯をちゃんと磨いていれば・・・

あの年Yちゃんと違うクラスだったら・・・

そして両親が「姉ちゃんと一緒のところにいかんかい」と言ったならば・・・

一つひとつのことに「運命」を感じずにはいられません。



実は今教室のリニューアルに向けての準備中です。

リニューアルに際しては授業システムそのものも変更を考えています。


あの分かれ道で【みとよそろばん教室】への方向を選んで好かった。


そう思ってもらえるような教室にできるよう頑張っていきたいと思います。


  


Posted by Tosaka先生 at 21:19Comments(0)教室の事