2014年01月21日

そろばんボランティア授業

こちらは観音寺・三豊のど真ん中、ゆめタウンみとよさん近くにある【みとよそろばん教室】のブログです。
元「そろばん香川一」の先生の指導のもと、地元豊中町だけでなく詫間町や高瀬町からも生徒さんが通っています。
知的スポーツ「そろばん・暗算」にご興味ありましたら是非お問い合わせください。
電話090-1358-9023です。





所属している珠算連盟の事業の一環で、市内の小学校へ「ボランティアそろばん指導」に行ってきました。

私は今回初めてということもあり、補助員としてお手伝い。


最初に「今そろばんを習っている人!」と聞いてみたところ、最初のクラスでは2~3人、二時間目のクラスでも5人位でした。

昔であれば10人くらいはいたような気もしますが、そんなもんなんでしょうか・・・


そして実際の指導。

大半の生徒がそろばんを触るのが初めてなので各部位からの説明になります。

そしてここは小学校ですから“ワンタッチそろばん”なる便利なものもありません。

つまり「ごわさん」を含めてすべてを一から教えていく事になります。


当たり前ですが普段【みとよそろばん教室】でやってる1対1の指導とは全く違います。

担任の先生方の力添えも頂きながら、気がつけばあっという間の45分でした。

わずかな時間でしたが、学校の先生の大変さがちょこっとでも身に染みました。

そして自分自身「もっと指導力をつけていかねば」とあらためて痛感したのです。


このボランティア授業、2月一杯県内のいろんな小学校で行います。

私がお邪魔するのは3校くらいですが、またとない機会ですのでしっかりと携わってきたいと思っています。

  


Posted by Tosaka先生 at 22:31Comments(0)Tosaka先生の日常

2014年01月20日

観音寺の歴史を考えた

こちらは観音寺・三豊のど真ん中、ゆめタウンみとよさん近くにある【みとよそろばん教室】のブログです。
元「そろばん香川一」の先生の指導のもと、地元豊中町だけでなく詫間町や高瀬町からも小中学生が通っています。
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先週木曜日たまたま入ったコンビニで高校時代にお世話になったT先生に再会し

“観音寺の文化を育む会”なる会の講演会が日曜日にあるのでこん?

とのお誘いを頂きました。

テーマは「みとよ・観音寺から見た中世の瀬戸内海運」。


私、どちらかといえば世界史派でしたので日本史はなあ・・・とも思ったのですが、そこは「そろばん」という文化を教える立場としてまったく門外漢というわけにもいかず、行ってみることにしたのです。





行く前は睡魔との闘い60分3本勝負にならないかと心配したのですが、よい意味で裏切られましたニコニコ

気がついてみれば90分間、聞き入ってしまったのです。


観音寺って「漁業の町」というイメージがありましたが、実は「海上交通の要所」でもあったんですね。

今回「兵庫北関入船納帳」なる一次資料を元に講演が行われたのですが、「観音寺」という言葉が歴史上最初に登場したのはこの資料が世に出た年、すなわち1445年だそうな。

これ以上書きますとネタバレになりますので控えますが、観音寺の歴史といえば山崎宗鑑のことを少し学んだ位でしたのでとても新鮮で濃密な時間をすごさせてもらいました。


普段慌しい生活をしていると、どうしても「先のこと」しか見えなくなりがちです。

たまには立ち止まって歴史から学ぶことも必要なのだろうと思いました。

おかげで今週は新鮮な気持ちで仕事に取り組めそうです。

  


Posted by Tosaka先生 at 21:46Comments(0)Tosaka先生の日常

2014年01月19日

ボロボロの教科書

こちらは観音寺市・三豊市のど真ん中、豊中町にある【みとよそろばん教室】のブログです。
元「そろばん香川一」の先生の指導のもと、多くの小中学生が頑張っています。
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「伝票算」という種目をご存知でしょうか。

そろばん経験をお持ちの方でしたら「伝票ってまだあるん?」という反応が率直なところかもしれませんが、今でも普通に行われています。

伝票をめくりながら計算するため、年配の先生は「めくり算」とも読んでいるみたいです。

「めくり算」その名の通り、どれだけスムーズに伝票をめくれるかがカギなわけで、トップクラスの選手のめくり方は神業と思えるくらいに早いわけです。

ある程度の競技大会では大半の選手が暗算でこの種目をこなすため、会場内には伝票をめくる音しか聞こえません。

それを評して「さざ波が立っているような」という表現をされる方もいらっしゃるくらいです。


実は今日敬愛するS先生と「伝票算をどうやって上達させるか」というテーマでお話させて頂きました。

S先生のお答えは到ってシンプルでした。

 「“めくり”が上達せんといかんでしょ」 

やっぱりそこに行き着くのか・・・


でも、そろばん教室でそろばんを弾かずにずうっとめくる練習をするわけにもいきません。

継続的にその練習ができる機会はないものか。



昔の話ですが、ある強豪教室の生徒さんの学校の教科書はみんなボロボロだったそうです。

そう、教科書を伝票代わりにして練習していたのです。


私も中学校時代に伝票が上手くなりたくてせっせと授業中にめくってました。

おかげで教科書はそれなりに使用感たっぷりの姿に変貌しました。

当時の担任の先生は私の教科書を見て「お前は何回も読み返してガンバっとるのお」と褒めてくださいました。

三十年ぶりの懺悔です。

ごめんなさい、めくる練習してただけなんですワーイ




  


Posted by Tosaka先生 at 10:35Comments(0)そろばんの話題

2014年01月18日

分かれ道

こちらは三豊市商工会豊中支所にある【みとよそろばん教室】のブログです。
観音寺市・三豊市の小中学生が元「そろばん香川一」のTosaka先生の指導のもと日々頑張っています!
そろばん・暗算にご興味ありましたらぜひメールか電話 090-1358-9023 までご一報ください。






最近よく「先生はやっぱり幼児のころからそろばんを習っていたのですか?」と聞かれますが、私がそろばんを始めたのは小学校2年生の時です。

今の価値観からすると、少し遅いと思われるもしれませんが、当時はだいたいそんなものでした。

私が通ったそろばん教室は歯医者さんの真ん前にあったのですが、歯の治療でそこに行った際たまたま同級生のYちゃん(♂)が出てくるのを見かけたのです。


「Yちゃんがいっきょるけん、僕もそろばん行きたい」

それがすべての始まりでした。



ところで私には3歳違いの姉がいます。

姉もそろばんを習っていました。

ところが彼女はそろばん式暗算がほとんど出来ません。


それもそのはず、姉の通っていた教室では暗算の練習を全く行っていなかったのです。


「姉の通っていた」という一節でピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、実は私たちはきょうだいで違うそろばん教室に通っていたのでした。

姉は家から歩いてすぐの教室に通っていたのですが、私の通っていた教室は小学2年生がちょっと歩いてというわけにはいかない距離にありました。

当時の価値観でいえば「姉ちゃんと一緒のところに行ったらえんじゃがい」で終わり、でしょう。

ところがあっさりと私はその歯医者さんの前の教室に通い始めることになります。



私の両親がなぜ私がそこに通うことを了解したのか、いまだもって謎のままです。

先日実家に行ってそのことを両親に聞いたのですが、返ってきたのは

「あれ、一緒の教室でなかったっけ?」

・・・もう追及はしません。



結果として、私は暗算を練習することができ、競技大会にも出場でき、今に至ります。


おそらくどのピースが欠けても【みとよそろばん教室】は存在していなかったでしょう。

あの時私が普段歯をちゃんと磨いていれば・・・

あの年Yちゃんと違うクラスだったら・・・

そして両親が「姉ちゃんと一緒のところにいかんかい」と言ったならば・・・

一つひとつのことに「運命」を感じずにはいられません。



実は今教室のリニューアルに向けての準備中です。

リニューアルに際しては授業システムそのものも変更を考えています。


あの分かれ道で【みとよそろばん教室】への方向を選んで好かった。


そう思ってもらえるような教室にできるよう頑張っていきたいと思います。


  


Posted by Tosaka先生 at 21:19Comments(0)教室の事

2014年01月17日

どんな景色だった?

三豊市豊中町ゆめタウン三豊さん近くの【みとよそろばん教室】でそろばんを教えているTosaka先生です。
現在主に観音寺市・三豊市の小中学生が教室に通ってくれています。
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そろばん教室に入って最初の大きな区切りといえば「足し算・引き算」の指導が一通り終了したとき、です。

もちろんそこに至るまで山も谷もあるわけですが、この基礎の部分をおろそかにしてしまうと後々のかけ算・割り算他すべての種目に影響してしまうので、時間がかかってでもしっかり反復練習をこなして自分のものになるよう指導を行っています。


実際のところ生徒たちにとっては「長い道のり」に感じてしまうかもしれません。

それだけに「足し算・引き算」のテキストの終わりが見えてくるとどの生徒もペースが上がってきます。

そしてテキストが終わったときには「やっと計れる」とか「やっと掛け算ができる」というある種の達成感があるようです。



昨日の授業でも一人の生徒がテキスト終了というゴールにたどり着きました。

授業時間残りわずかであと1ページ。

今日終わるのは難しいだろうなあ、と思っていたのですが、最後は上がり3ハロン32秒台の驚異的な末足うまで、ついに最後までやりきってくれたのです。

傍目から見ていても「今日絶対にテキストを終わらせる!!」というのがほとばしっていました。


これで次回の授業は最初から時間を計っての練習に取り組むことができるわけです。

今までは自分との闘いだけでしたが、これからは「時間」や「得点」とも戦わなければなりません。

でも「時間」や「得点」は自分の上達をわかりやすく実感できるという側面があります。


10分だったものが9分に、8分に、そして7分に。

80点だったものが90点に、そして100点に。

見ているほうも楽しいですが、やっている方はもっと楽しいはずです。


「達成感」という景色を生徒に出来るだけたくさん見せてあげたい。

真っ赤な顔をして最後までやりきった生徒を見て強く思ったのでした。



  


Posted by Tosaka先生 at 22:03Comments(0)教室の事

2014年01月16日

「そろばん香川」編集会議

今日は画像だけでゴメンナサイ汗


こんなこともやってます。


広報誌「そろばん香川」編集会議




  
タグ :そろばん


Posted by Tosaka先生 at 21:42Comments(0)そろばんの話題

2014年01月15日

左を制するもの

以前このブログで「左手をそろばんから離さないように指導しています、と書きました。

それは「姿勢」をだいじにしているからなのですが、【みとよそろばん教室】では数名の生徒が逆に積極的に左手をそろばんから離しています。

それは両手でそろばんを弾いているから、です。

見学にこられた方がその様子を見るとほぼ例外なく「両手?」と驚かれます。

理由は簡単。右手だけだとスピードが足りないから左手も使う、というだけのことです。


全国的にもある程度のレベルに達した選手は年齢に関係なく大概左手も使って弾いています。

時には「どちらが利き手なん?」と思うくらいにスムーズに左手で弾く選手もいます。


「最近の子供は器用でなくなった」という言葉をよく聞きます。

でも両手を使ってそろばんを自由自在に操る子供たちを見ていると、私にはそうも思えないのです。

結局のところ便利になりすぎた結果、子供たちが「器用になる機会」がどんどん失われているだけ、なんでしょうね。


そういった意味で、そろばんの練習は器用になるための絶好の機会なのかもしれません。

計算力や集中力を養うだけじゃない、そろばんの素晴らしさをまた一つ発見できたような気がします。

子供たちの弾く姿を見て、そう感じたのでした。




  


Posted by Tosaka先生 at 22:00Comments(0)そろばんの話題

2014年01月14日

楽しみ

【みとよそろばん教室】は1コマ50分の時間制授業を取り入れています。

今はあらかじめ出席する日時を決めてもらているので「今日はこの子が来るだろう」という前提で日々の授業の準備をしています。


実は前回の授業で新しい指遣いを教えた生徒さんがいたのですが、十分に理解しきれていないまま TimeUp となってしまいました。

そのため「今日の最初はもう一度最初から教えないといけないかなあ」と思っていました。

ところが、いざ授業が始まってみるとスムーズに指が動いているのです。

当初イメージしていた再指導が全く必要ない位にオドロキ


「もしかして家で練習してきた?」

「(コクッ)」


そういえば思い出しました。

前回の授業の終わり際、十分に理解できていないかな、と感じた私は「ちょっとでええけん家で復習してごらん」と言ったことを。

その生徒はしっかり私の言ったことを受け止めてくれていたようです。

そして家族の人も練習に協力してくれたんだな、とも察しがつきました。

本当に有難い話です。


「そろばん」も「暗算」も反復練習によって上達します。

ところがそれは単調な作業の繰り返しのため、正直面白いものではありません。

しかしその面白くないものに向き合うことしか「上達」への近道がないのもまた事実なのです。


ということは私の仕事はその面白くないものにいかに生徒を向き合わせるか、ということになるわけですね。


それはとっても大変な事のような気がしますが、とっても楽しい仕事のような気もします。


今日の練習で当初の予想以上に進んだ件の生徒のマル付けをしながら、ニヤニヤする私がそこにいたのでした。





  


Posted by Tosaka先生 at 22:45Comments(0)教室の事

2014年01月13日

そろばんの先生という職業

話題の映画「永遠の0」に思わず涙してしまったTosaka先生です。


今日の午前中、とある工務店の社長さんとお会いする機会があり、非常に興味深いお話を聞かせていただきました。

ドイツの職人制度、いわゆる「マイスター制度」 のことです。

ドイツでは職人さんがいくつかのランクに分かれていて、仕事を依頼する場合にはそのランクによって仕事の単価が決まってくるんだそうです。

これだけのグレードの仕事を要求するならそれに見合ったコストがかかる、ということが国民に認識されているからこそ成り立つ制度、ということでしょうか。

そしてその最高位にあたる「マイスター」になるためには技術や知識は勿論の事ですが、人間性、さらには後進に指導するための指導力までが要求されるとのこと。


ちなみに今ドイツで子供たちがなりたい職業、といえば

第1位が森林マイスター、そして第5位に左官さんなんだそうです。

「職人さん」が憧れの存在、というわけですね。


日本の小学生に同じ質問をした場合、よく似た答えとしては「パン屋さん」「ケーキ屋さん」というのは出てきそうです。

ただそれは「パン屋さん」であって「パン職人」ではないような気もしますが。


このマイスター制度、われわれ日本人からすると羨ましく感じる部分が多いのですが、実は職人さんの組合の力が強すぎるが故、業界への新規参入はほとんど不可能なんだそうです。

そういった点でドイツの人たちからすると、新規参入が容易な日本の制度が羨ましいんだそうな。

結局「隣の芝生は青く見える」ということでしょうか。



さて、今日の話を聞いて思ったことですが、そろばんの先生という職業は・・・


「そろばん」という日本の伝統文化を子供たちに伝えています。

「そろばん」を通じて「そろばん式暗算」という世界中何処でも通用する特殊な技術を教えています。

「そろばん」で養われた集中力や忍耐力はいろんな場面で応用することができます。


立派な職人、のような気もするのですが。


残念ながら日本にはマイスター制度はありませんが、頑張って「そろばん先生マイスター」になりたいな。

そう思った三連休最終日でした。











  


Posted by Tosaka先生 at 21:39Comments(0)Tosaka先生の日常

2014年01月12日

そろばんヒストリーin香川

実は今日、私の所属する珠算連盟の創立60周年記念式典が観音寺市で行われました。


逆光で見にくいですが・・・





普段お会いする機会の少ない先生方ともお話させて頂くことができました。

皆さん指導歴30年以上、という方たちばかりですので、恐縮しまくりでしたが汗



記念冊子を読んでいると結構考えさせられることが多いです。

昔は「先生が」今の5倍在籍していたとのこと。

鶏が先か卵が先かはわかりませんが、生徒を増やすためには「先生も」増えないといけないんですよね。

私が言うのもなんですが「そろばんの先生」が魅力ある職業として認識されないと業界としての未来は、ということになります。



“60年”と口で言うのは簡単ですが、歴代の支部長さんは支部を維持する為に大変な苦労をされたようです。

守り抜いてこられたものはしっかり受け継いで、また次の世代に引き渡さないといけません。

私なんぞはまだ駆け出しではありますが、その気持ちで頑張らなければ、と思いを強くしたのです。

  


Posted by Tosaka先生 at 18:44Comments(0)そろばんの話題